なっちまったものはしかたがない
なっちまったものはしかたがないのです
このことは
現象化してしまったものはしかたない
とも、
ニュートン物理的に起きてしまったことはしかたない
ともいえるでしょうか。
例えば、お皿を落として床に落下、それで割れてしまった。
この割れてしまったものはもう割れてしまったのであります。
朝起きたら、もうすでに到着時間すらも過ぎていた。
もうこれは遅刻でありここから到着時刻に間に合わせようなんてもちろん物理的に無理な話で。
健康面においても、こういうことはあります。
いわゆる病気といわれる状態になってしまった。それはもうなってしまったのです。
なっちまったのには抗えない。流れていくのが自然であり、無理な抵抗は不自然となりうる。
しかし、ついついその病気や症状という結果自体をないものとしようと抗ってしまう。
予防や未病という考えがあるが、これは非常に効率がよい考え方で、なってしまう前にまだ結果として現象化する前に。というところであり、これはまだ結果をどんな方向にも動かしうる。
だけれど、現象化したところ
皿なら落ちて割れたところ
それを健康みたいな話題でみれば、病気として出てきたところ
このなっちまった状態
これはもうしかたがないのである。
仕方がないのだから、この結果自体をなきものとしようと無理に抗うのは、非常に効率がわるいと考えられます。不自然です。現象化した現実をなきものとしようとするこの抵抗という行動は、現実逃避ともいえるかもしれません。
ですが、自然はその後も流れがあり流れていきます。
ということは、それからの生き方、方向性によってはまた違う流れに進むこともある。
その選択肢は本人で選ぶことができるので、選ぶ。
道を選べる。
そのまま不自然な抵抗、現実逃避を続ける道を選ぶのか。
その現実を直視し、
その現実、現象化に至ったそれまでの生き方から学びを得て、次のみちを選ぶのか。