道具には使い方があります。
同じように人体にも使い方があり、健康法やその他の健康知識・情報にも使い方があります。
使い方を上手いことやっていければ、それは最大限の効果を発揮できる可能性が高まります。一方で、使い方を誤ってしまうと逆効果になってしまう可能性もありえます。
人体の使い方でいえば、過剰になりすぎずバランスをとることがひとつの大事な使い方です。
例えば、油の取り方のバランス。オメガ3やオメガ6などいわれているのは聞いたことがあるかもしれません。
どちらも人体が使用する要素です。ですが、これらが過剰になってしまったり、不足しすぎたりすると不具合が生じてきます。
現代では、オメガ6の方を多く摂取しやすい食環境にあるといわれています。ですので、6を控えてオメガ3を意識してとってみるという健康の考え方があります。これは、ここまでであれば良いのかもしれません。ただ、そのままオメガ3を逆に過剰になるほど摂ってしまえば、また不具合が生じる可能性があるのです。人体は絶妙なバランスで成り立っており、バランスが崩れれば不調としてあらわれます。それが症状といわれるものの多くです。
また、これらオメガは多価不飽和脂肪酸とも呼ばれます。この多価不飽和脂肪酸をからだに多く蓄えてしまうと代謝に影響するという説もあります。となると、それを今度は摂取しないようにしようということにもなってきますが、これも人体内の過剰から適量に調節していくまでは体調も好調に向かっていくと思われます。でも、そのままその油が不足してくるとまた不具合が生じる可能性があります。
小難しいような内容でもありますが、健康によいといわれているもの、健康法なども
人体の使い方であるバランスを意識していれば、効果的なのですが、その健康法だけでバランスを崩してしまっては人体の使い方からはずれていってしまうので、不自然な状態になるかもしれないということになります。