自然治癒力が人体には備わっているというのをよく書いたりお伝えしたりしているのですが、
弾力性という表現を使うとわかりやすいように思うことがあるのでこれで書きます。
今回の話におけるこの弾力性というのは、曲がったところからもゴムみたいなもののように、もとの状態にもどろうとするような弾力。というイメージです。
ゴム性のような弾力のあるものがあるとして、それを手で折り曲げたり、おさえたりしてみると、その間は曲がっている状態ですが、手を離せば、びよん。ともとにもどる。そんなイメージをまず。
そして、このイメージを自然治癒力にたとえます。
そのイメージみたいに人体は自ら治癒していこうとするわけですね。
ですので、症状が出たとしても勝手に自然に自ら解消していくような感じになります。
けがをしたときも、勝手に回復していきますが、そういったのも同じくですね。
ですが、ここで、症状の慢性化。ずっと、症状が続く。でありますとか、繰り返すであるとか、
これはなぜ?なのか?と、なることも。
①最初の弾力性でイメージしてみるのであれば、おさえるようにして手がまだ引っかかったままである可能性を考えることができます。
②または、手を離せていたとしても、弾力性が弱まっていれば、もどる勢いもゆっくりになりますし、もどりきれないこともあるかもしれません。
③あとは、ずっと曲げたままでいると手を離してもそのかたちにクセがつくこともあるかもしれません。
他にもあるかもしれませんが、
これらをひとつずつみてみます。
まず①
弾力でもどろうとするのを自然治癒力に例えていましたが、そうなればさまたげる手は、その治癒力をさまたげる原因として考えることもできます。
ですので、まず症状がなかなか解消に向かわないというのは、治癒力が滞っている≒弾力でもどれない状態。というふうにみることもでき、そうであれば手が引っかかったままなのかもしれない。引っかかってさえぎってしまう原因がそのままなのかもしれないというわけです。
次に②、弾力性が弱まっているとき。これは弾力でもどる勢いが低下しているとみることができます。これは、引っかからせてしまう原因は取り除いたけれど、自然治癒力の勢いが低下していると考えてみます。
ここを解決するとなれば、また新たに弾力性がなぜ低下しているのか。そこが明確化すれば、そこでどういった対応がナイスな選択となるのかが少しはわかりやすくなるのではないかと思います。
ちょっと補助してあげればそれだけで十分にもどれることもあれば、その弾力の質をまるっきり改善することもよいばあいがあるかもしれません。
前者ならその治癒力を補助するための手段をとってみる。後者なら弾力改善⇒体質改善。みたいな考え方も効果的となる場合があるでしょう。
そして、③。
これも②と似たような対策を考えていくのはよいかと思います。まぁ、結局原因を深掘りしていくのは同じようなことにはなるのですが(笑)。
なぜクセがついているのか。
またはそもそもの状態がクセがついてしまいやすい状態にあったのか。
クセがついてしまっていても弾力性自体は十分に潜在していそうであるのならばそこを修正してみるのはどうか。
弾力性も損なわれていることも関与するならば、またなぜ弾力性がそのような状態になっているのか。
?
例としてはそんな感じになるでしょうか。